【リビング階段】検討時に考えたいメリット・デメリットと【その対策】
アルネットホームで新築マイホーム建築中のくーちゃんです.
「夢のマイホームの”間取り”をどうするか?」
注文住宅の醍醐味ですよね.
オーソドックスな2階建てを検討中だけど
個性を出したい,おしゃれ要素を入れたい...
そんな時に私がオススメしたいのが”リビング階段”です😉
でも”リビング階段”って,ネットで調べてみると
結構デメリットが多いイメージ有りませんか?
やらない方が無難かなぁ...と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか.
そこで今回の記事では,リビング階段を採用しようか迷っている方に向け,
リビング階段のメリットとデメリットを挙げながら,
検討時に注意したいこととオススメの取り入れ方をご紹介します.
リビング階段のメリット
https://www.pacifichome.jp/column/p1932/
実際にマイホームへ採用した私が考えるリビング階段のメリットは以下の4つです.
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- 家族の顔が見える
- 廊下を減らしリビングを広げられる
- おしゃれなスケルトン階段と相性抜群
- リビング収納と相性抜群
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各項目を確認していきましょう.
1.家族の顔が見える
リビング階段はその名の通り,廊下ではなくリビングに階段の入口があります.
従って朝起きて家族にも合わず玄関直行...ではなく,
リビングに居る家族と顔を合わせてから玄関へ行く形になります.
新居では家族の触れ合いを大切にしたい,と考えている人にはオススメです.
2.廊下を減らしリビングを広げられる
家の建坪は,土地の大きさや予算等から少なからず制約を受けます.
その中で広々としたリビングを実現したい,と思うと
廊下はなるべく短くするのがセオリーです.
廊下には階段の他にもトイレや収納が並ぶことが多いですが
これらをリビング付けにすることで,玄関とリビングをつなぐ廊下を短縮し
結果としてリビング空間を広く確保することができます.
3.おしゃれなスケルトン階段と相性抜群
https://www.mie-jsk.or.jp/order_post/order_post-1255
階段自体のボリュームが減り,軽やかで開放的な印象が得られ
THE注文住宅,という感じです😊
このイメージを実現するためにリビング階段を採用したい!
という人は,それだけでも十分リビング階段にする価値が有ると思います.
ただしスケルトン階段では隙間が空いているがゆえに埃や子供に注意が必要です.
採用の際は忘れずに考えたいですね.
4.リビング収納と相性抜群
http://blog.livedoor.jp/shokenhirakata/archives/8663335.html
階段の下はデッドスペースになりがち.
だから2階建てのお家では階段下収納として活用することが多いと思います.
リビング階段は,その階段下収納をリビングに配置することができます.
- 急な来客時に散らかっているものを放り込む
- 日常でよく使うけど目につかない形で収納したい
収納を別途用意すると,結局リビングが小さくなる可能性もあるので
このメリットは非常に重要です😃
階段下をスタディーコーナーとするレイアウトも注目です😉
https://lifithouse.jp/works/works13/
リビング階段のデメリット
一方,メリットばかりではなくデメリットも多いのがリビング階段.
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- リビングが寒くなる
- 1階の音・匂いが2階に届く
- プライベートが確保されない
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各項目を確認していきましょう.
1.リビングが寒くなる
空気の対流により,温かい空気は上へ上がり,冷たい空気は下に溜まります.
リビングに2階へつながる階段を設けるということは
リビングで暖房を使っている最中,温かい空気は2階に逃げてしまうだけでなく
冷たい空気は2階から降りてきます.
家自体の気密・断熱性能が高ければ緩和されるでしょうが,
結果的に暖房の効率が下がってしまうことは否めません☃
一方,全館空調を売りにしているメーカーで建てれば
1階2階と関係なく思う存分リビング階段を採用できるかもしれませんね😉
2.1階の音・匂いが2階に届く
家族が集まりTVを見たり食事をしたりするLDKと直結している以上,
音や匂いが2階へ伝わりやすくなります.
特に家で焼き肉などをすると,煙が2階を含め家中に届いてしまうため
寝室まで焼き肉の匂いが...😭
ただ最近の家は24時間換気が必ず付きますし,
2階の部屋はドアを閉めておくなど細かい配慮で対策は可能だと思います.
3.プライベートが確保されない
家族の顔が見られることがリビング階段のメリットですが
一方でリビングを経由しないと2階の自室に上がれないことが
デメリットになるシーンも考えられます.
- 子供の友人が自分たち家族に気を遣う
- リビングで適当な格好でいる時に子供の友人が来ると気まずい
- リビングを散らかしておけない
考え方次第ですが,上のような項目が大きなデメリットと感じる場合は
どうしても避けられない事象なので,採用を今一度考え直すのが良いでしょう.
採用検討時に考えたいこと
ここまでリビング階段のメリットとデメリットを紹介してきました.
ざっくりまとめると以下のようになります.
――――――――――――――――――――――――――――
メリット :空間の広がりとおしゃれさを手に入れられる
デメリット:開放空間ゆえの暖房効率と実用性の低下
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この通り,決してデメリットが少なくないため,
住んでみたらこんなはずじゃなかった,と後悔する可能性も秘めています.
そこで採用検討時に考えておきたいのは,
「デメリットを差し置いても(考慮しても)なお,
メリットを取ることが理想のマイホームに近づくかどうか」
です.
寒いと聞いてたけど...やっぱり寒いな...,ではなく
やっぱり寒さはあるかもしれないけど,リビング広げられたし満足かな,
と思えるために,採用にあたってはメリットがデメリットを上回ることを
十分確認することが重要です.
”いいとこ取り”した我が家の答え
私は自分の家づくりにおいて,メリットが上回ることを確認し,
リビング階段を採用しました.
正しく言うと,デメリットには対策を盛り込み,いいとこ取りをしたんです.
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- オープン階段にはしない
- ロールスクリーンを入れる,使うのは冬だけ
- 子供は嫌かも,でも親の家です
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1.オープン階段にはしない
まずおしゃれさにステータス全振りのスケルトンやオープン階段はやめました.
吹き抜けが伴うオープン階段は暖房効率がより低下し,工事費用もかさみます.
だから我が家は階段自体は壁で囲い,入り口をリビングに設定する形にしました.
さらに階段とリビングの間の壁にガラスブロックを入れ,
階段横の窓から射す自然光をリビングにもれさせる工夫をしました😉
これで空間は切れていても,開放感が得られます.
2.ロールスクリーンを入れる,使うのは冬だけ
常套手段ではありますが,入口にロールスクリーンを入れられるようにしました.
一年の中で暖房を使う冬だけロールスクリーンをおろして,
それ以外のシーズンは,しっかりリビングの開放感を獲得します😃
気になるときだけ対策すればいいんです.
3.子供は嫌かも,でも親の家です
プライベートが確保できないのは,確かにリビング階段のデメリットです.
思春期の子供は親に友人を見られたり,毎日顔を合わせるのが嫌かもしれません.
でも一生に一度の買い物をする,
家づくりを楽しむのは施主である私自身です.
子供の思春期は一瞬(のはず)だし,いずれ家を出て行きます.
一生住まう私たち夫婦の希望を盛り込むことを最優先しました😊
おわりに
今回の記事はいかがだったでしょうか?
憧れのメリットの一方でデメリットも多いリビング階段.
後悔しないために,ぜひ納得行くまで悩んでください😉
最終的にはそもそも住んでいない他の家や
リビング階段にしなかった場合どうだったか,と比較することはできないのだから
決断そのものに根拠を持って納得できていることが大切だと思っています😋
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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