【火災保険】保険料を安くするポイントと実際の加入内容を公開!
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アルネットホームでマイホームを建てました,くーちゃんです.
新居での生活を始める際に,必ず加入する火災保険.
🔸自分にとって必要十分な補償にしたい
🔸だけど保険料はできる限り抑えたい
掛け捨て型の保険に加入するからには,誰もが考えることです.
今回の記事では,火災保険で必要な補償を満足しながら保険料を抑えるために,
検討前に知っておきたいコツと,わが家の保険内容例をご紹介します💡
火災保険の概要
マイホームでの生活を始めるに当たり,ほぼ間違いなく加入が義務付けられる火災保険ですが,皆さんはなぜ火災保険に加入する必要があるか,ご存知ですか?
火災保険の補償範囲である火災,水災,地震(地震保険)による被害は,
実は自分自身の保険以外,誰も補償してくれません.
前回の記事において,火災保険の重要性と主な補償範囲についてまとめていますので,
まだの方はこちらもご覧ください👇👇
火災保険|保険料を左右するポイント
火災保険の保険料をなるべく抑えるため,チェックしておくべき項目は大きく2つ.
<補償内容>と<加入手続き>
です.
それぞれの項目について確認してきましょう.
補償内容
補償内容の中で特に大きく保険料を左右するのが,
- 地震保険の加入有無
- 補償対象の選択と保険金額の設定
- 水災の加入有無
の3点です.
1.地震保険の加入有無
地震保険は火災保険に付随して任意で加入する保険です.
保険会社は加入前提で話をすすめることが多いですが,一考の余地があります.
それは地震保険には保険金にまつわる特殊性があるためです.
地震保険は,地震・噴火またはこれらによる津波を原因とする火災・損壊・埋没・流失による損害を補償する保険で,加入は任意です.
地震保険検討時には以下の項目に注意したいところ.
🔸地震保険は火災保険に付随する保険のため,地震のみ加入は不可
🔸補償金額は建物・家財とも火災保険の1/2までが上限
🔸地震保険は国が運営する保険で,都道府県ごとに保険料が異なる
🔸支払われる保険金は損害の程度により100% / 60% / 30% / 5%で全額とは限らない
まず補償金額は,火災保険で設定した補償金額の半分が上限となります.
そして災害時に支払われる保険金は,いつでも補償金額の全額というわけではなく,
損害の程度(全損 / 大半損 / 小半損 / 一部損)により100% / 60% / 30% / 5%と
4つに区分されて支払われます.
例えば,火災保険で建物に2,000万円を設定している場合,地震保険の補償金額上限は半分の1,000万円までです.
仮に全損と判定されたとしても,支払われる保険金額は1,000万円であり,
同等の建物を再び建てるには不十分と言えます.
損害の程度が大半損以下だと,支払われる保険金も減少しますので,
いざわが家を修復しようと思っても,自腹がゼロになる保証はないのが実情です.
それでいて地震保険の保険料は,火災保険に対して圧倒的に割高となっています.
それだけ地震による被害のリスクが高まっているということですね.
昨今の技術進歩によって,住宅の性能が向上しているのも事実なので,
保険料をできる限り抑えるのであれば,加入前に地震保険の必要性については検討の余地があります.
2.補償対象の選択と保険金額の設定
火災保険の補償対象は,大きく「建物」と「家財」の2つです.
建物には当然保険をかけるとして,選択の余地があるのが家財です.
一概には言えませんが,家財にかかる保険料は相場程度の補償金額を設定すると,
建物の保険料の半分程度にまでも及びます.
つまり,家財をつけるか否かで保険料が1.5倍にもなります.
「火災保険は加入義務があるから加入する,使うことはないはずだ!」
という立場から,保険料をミニマムに抑える場合は,家財の削減は効果てきめんです.
ただし,基本的には家財は付けておくことをオススメします.
有事の際に建物だけ元通りに再建できたとして,家財が揃わなくては元の生活を取り戻すのは難しいと思いませんか?
冷蔵庫,洗濯機,テレビ,諸々の家具...と大型の家財だけでもお金はかかりますし,
身の回りの日用品まで揃えるには結構な出費が想定されます.
災害後,スムーズにそれらを入手するために,備えておくのが安心です.
とすると気になるのが,2つ目の項目である保険金額の設定です.
まず建物の保険金額について,おさえておくべき内容が「新価」と「時価」です.
「新価」とは,同等の建物をもう一度建てるのに必要と考えられる金額で,ハウスメーカーと結んだ建築工事請負契約に記載の建物金額そのものとなります.
新築戸建ての場合は,火災保険の建物にかける保険金額はこの「新価」とすべきです.
新築の保険金額を「新価」より下げるということは,有事の際に自腹ゼロで建て直せないということになります.
「新価」で保険金額を設定できるのは新築時のタイミングだけになりますので,
この点からも新築戸建てはまず「新価」で設定が鉄則です.
一方「時価」とは,火災保険に再度入り直す際に適用される考え方です.
建物の経年劣化を考慮して,その状態に応じて「新価」よりも低い金額となります.
何年も住んでから被害にあっても,新築同等の建物を保険金で再建するのは不可能ということですね.
次に家財の保険金額についてです.
家財については金額設定の仕方に制約はありません.
保険会社のパンフレットを見ると,以下の例のように家族構成や家の床面積に応じて家財の新価目安が掲載されています.
この目安を元に,家財の保険金額を設定するのが基本となります.
もちろん保険金額を大きくするほど,日々の保険料も高くなっていきますので,
補償内容について保険料を削減するなら,家財の設定金額を吟味するのが得策です.
3.水災の加入有無
自然災害の補償範囲として検討の余地があるのが水災です.
例えば私の加入した保険の場合,水災をつけるか否かで建物の保険料がざっくり1.6倍程度変化するほど,水災の有無による保険料への影響は大きいと言えます.
補償条件に「床上浸水以上」と記載のある保険会社が多いため,
ハザードマップや近隣の方の経験から,床上浸水が想定されるかどうかが判断基準の一つになるかもしれません.
ただし水災には土砂崩れによる被害も含まれるため,浸水被害が想定されなくても,
崖の近くに位置している場合などは災害リスクを十分検討することが必要です.
加入手続き
保険料を抑えるためにチェックすべき項目の2つ目です.
知っておきたいポイントは2つ.
- 保険期間
- 支払い方法
それぞれ簡単に確認します.
1.保険期間
火災保険の保険期間は最短1年~最長10年で加入時に選ぶことが出来ます.
大抵の場合10年で加入する方が,トータルの保険料が安くなる傾向にあるため,
特別理由がなければ10年で加入することをおすすめします.
また地震保険の保険期間は最短1年~最長5年で選ぶことが出来ます.
保険料の見直しの度に保険料が増額されており,今後も同じ傾向の見通しです.
保険料は加入時の金額で選択期間中維持されるため,増額のリスクを避けるためには,
最も長い5年で加入しておくのが無難と言えるでしょう.
2.支払い方法
保険料の支払い方法は「月払い」「年払い」「一括払い」と選択できます.
ご想像の通り,トータルの支払金額は
「月払い」>「年払い」>「一括払い」
の順で変化するため,初期費用で頑張れるなら「一括」で支払うことがおすすめです.
くーちゃん家の火災保険
最後にこれまでの内容を考慮して,わが家が加入した火災保険の内容をご紹介します.
保険会社
AIG損保(旧 富士火災海上保険)のホームプロテクト総合保険に加入しました.
理由は,ハウスメーカー(HM)と提携した保険会社で割引が大きかったのが一番です.
勤め先で提携している保険会社では団体割引が効かなかったり,
銀行が斡旋する所も金額面では劣ったことから,HM提携の保険会社としました.
(よっぽど小さな保険会社でもない限り,保険にブランドは関係ないですよね)
加入内容
補償対象|「建物」+「家財」
建物については新価(上限)で設定しました.
家財については上の項目でも書いた通り,外すという選択肢はありませんでした.
ただ家財の保険金額は相場よりも低い500万円で設定しました.
(保険会社の初期設定は1,000万円でした)
これは地震保険の家財で最低限確保したい金額を250万円とし,
その逆算から500万円が火災保険の保険金額となりました💡
いたずらに火災保険の家財を下げると地震保険も下がるため注意が必要です.
補償範囲|
火災・自然災害:火災・落雷・破裂,爆発・風災,雹災,雪災
日常災害:物体の落下,飛来,衝突・水濡れ・盗難・集団行動・不測かつ突発事故
自然災害の内,水災を除いた内容になります.
ハザードマップ上では水害リスクは最も低い区分だったため,
床上浸水は基本的には発生しないものと判断しました.
地震保険|加入
当時は住んでいませんでしたが,今の居住地は東日本大震災でも被害の出た地方.
家の耐震性能云々によらず,加入が基本かと考えました.
家が地震に強くとも,揺れで倒れて壊れた家財はやはり補償してもらいたかった💦
加入条件・保険料|火災保険:10年 地震保険:5年
火災・地震保険ともに最長の保険期間で契約しました.
初期投資は決して余裕はないものの,総額を優先しここは一括で支払いました.
上記の内容で,保険料は約30万円.
決して安くは有りませんが,吟味検討した結果なので問題なし!
営業さんが出してくれていた資金計画ともほぼ同額でした.
初期の資金計画から火災保険の保険料を見越しておくのは重要です💡
おわりに
今回の記事では,火災保険の保険料を抑えるためのポイントと,
それを受けて実際に契約したわが家の保険内容をご紹介しました✅
火災保険は掛け捨て型の保険なので,
自分が重要だと思う項目に必要十分な保険をかけることが大切です.
保険料を絞ることを優先しすぎて,いざという時に加入していた意味が薄くならないよう,保険料vs補償内容のバランスを,この機会にしっかり考えましょう!💡
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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