憧れのマイホームで送る趣味ライフ

~20代夫婦の家づくりと時々趣味のブログ~

【入居前準備】新築の掃除を楽にする【11のやることリスト】

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アルネットホームで新築マイホームを建てました,くーちゃんです.

 

完成したマイホーム,引き渡されたらすぐに引越して新生活を始めたいですよね💡

でも...ちょっと待って下さい!

せっかくの新築です,楽にきれいな状態を保ちたいですよね?

実は入居前にやっておくことで,毎日のお掃除を楽ちんにするコツがあるんです.

 

今回の記事では,新居を楽してきれいに保つために,

引越し前にやっておきたい11の項目をご紹介します.

 

 

なぜ新築なのに入居前にやるのか?

その理由はズバリ,全てのものが新品だからです.

 

これからご紹介するお手入れを楽にするための対策は,その部分がきれいな状態であることが望ましいです.

入居前は基本的に新品の状態ですので,落としづらい汚れやカビがほとんど付着していないはず.

新生活を始めて設備を使ってしまうと,何かしら汚れがつくことは避けられません.

 

引き渡されてから入居するまでの時間を有効活用し,きれいを維持する準備を進めましょう💡

 

【場所別】新築入居前にやっておく11のこと

それでは早速本題です.

 🔸汚れ対策 

 🔸カビ対策

 🔸害虫対策

の観点で,私が実践した入居前にやっておきたい項目を,場所別にご紹介してきます.

入居前準備ーお風呂

1.お風呂の防カビくん煙剤

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お馴染みのお風呂のカビ対策,防カビくん煙剤です.

この商品にカビを落とす効果は有りません,カビの発生を防ぐものです.

つまり新築時に真っ先にやるのが効果的💡

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引き渡しのその日に,早速実施が正解です😉

ちなみにこの商品,2ヶ月に1度の頻度で使うことが推奨されていますので,

少しお得な3個セットで購入するのがおすすめです.

 

✅合わせて読みたい 

入居時くん煙剤の結果...5ヶ月後の実際の床を写真でチェックはコチラ!👇

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入居前準備ーキッチン

2.ビルトインコンロの隙間埋め

キッチン天板とコンロの間にできるこの隙間...

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油・水・みじん切りにした野菜カスなど,この隙間に入り込むとなかなか取れません.

そこで使うのが,このフレームカバー.

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このシリコン素材のテープを,コンロのフチに沿って貼り付けていきます.

すると...

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こんな感じでものが入り込む心配なし

素材が柔らかいためまっすぐ貼るのが少し難しいですが,塗布するチューブタイプのコーキング剤より施工しやすいと思います.

何より透明なので,少々曲がっても悪目立ちしないのが良い💡

角以外はあまり引っ張らずに,置くようにして指で押し付けると綺麗に貼れますよ🎉

3.グリル排気口カバー

グリルで調理した際の熱気が抜ける排気口は,大抵のビルトインコンロで一番奥にレイアウトされています.

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この位置,フライパンで料理をしていると油がよく跳ねるので,

気が付かない内に油汚れがべっとり付くんですよね😭

にもかからず,一番上の蓋こそ取り外せるものの奥まで掃除するのは難しい...

そこで,油汚れが付着する前に付けておきたいのが排気口カバーです.

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掃除がしにくいなら,汚れが入り込まないようにカバーしてしまいましょう💡

これで手前で調理しても,排気口の中に油が入り込んでいきません.

選ぶ時のポイントは,

 🔸ビルトインコンロの幅に合ったサイズを選ぶこと

 🔸排気口カバー自体のお手入れがしやすいこと

です.

サイズに合わせて調整できる伸縮式のカバーもありますが,

私はお手入れしやすいようにステンレスの一枚板で出来たタイプを選びました😉

4.IHマット

わが家はIHを採用しています.

IHといえばトッププレートが平らで,さっと拭いてお手入れしやすいのが魅力です.

ただ使っていると表面が焦げ付いたりして,これが中々取れない...😅

これも焦げる前に対策が吉です!

 

そこで使うのがIHマット,要は加熱機能は損なわない汚れ防止シートです.

同じような商品は東洋アルミやベルメゾンニトリなどで販売されており,

価格は一枚800円から2,000円オーバーまで,様々です.

 

ネットで調べてみると,使えるという意見から,穴があいて使い物にならないなど

こちらもまた様々なレビューが有り,何を買おうか迷っていましたが...

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ダイソーで見つけました,1枚200円です!

早速ブラックのトッププレートに付けてみましたが,安っぽいこともなくGOOD👍

実際に料理してみても,今のところ特に問題なく使えています.

まず試してみたいという方におすすめの商品です.

5.シンクコーティング

水回りの汚れで気になるのが水垢ですよね💦

水滴がついたまま放っておくと簡単に付いてしまいます.

わが家のシンクは

 ■メーカー:タカラスタンダード

 ■シンク素材:アクリル人造大理石(オプション)

天板と一体感のあるアクリル人大シンクは,ステンレスより水垢が目立ちづらいはずですが...それでも出来る限りの対策はしておきたい.

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そこで使ったのがこちらのコーティング剤.

箱を開けると薬液の他にクロスとビニール手袋が同梱されています.

同系列でコーティング前に使うクリーナーがセットになった物もありましたが,

今回は新築なので専用のクリーナー無しで容量の大きい,このパッケージを選択💡

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実際に施工すると,シンクの表面がコーティングされ,うっすらと光沢感が出ます.

水を流してみると水玉がコロコロと転がっていき,水滴がいつまでも残ることによる

水垢汚れが多少なり防止できそうな予感です🎉

ただし...

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付属のクロスが少し毛羽立ち気味で嫌な予感はしていたのですが...

塗布中に繊維が落ちてコーティング層に混入してしまいました😅

これはコーティングにおいてご法度...とんだ凡ミスです.

これから施工する方は十分ご注意ください💦

入居前準備ー洗面台

6.排水口ゴミガード

わが家の造作洗面台はアイカ工業のものを採用しています.

排水口はポップアップ式.

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ポップアップ式って実は結構ゴミ受けの部分が粗いんです.

これだけ粗いと髪の毛やゴミが通り抜けて排水口が詰まる懸念が...💦

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そこで活用したいのが,またもや登場ダイソー商品💡

このゴミガードは切り込みが入っていて,ポップアップ式にも簡単に装着可能.

多少サイズが合わなくとも,スポンジ状なので軽く押し込むだけでセットできます.

汚いので割愛しますが,1週間後に取り出してみると結構なゴミが付着しています😨

裏を返せば効果絶大,洗面台だけでなくトイレの手洗いにも設置がおすすめです👍

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ちなみに洗面台もキッチンと同じコーティング剤を施工済みです🎉

アイカ工業の造作洗面台については,こちらの記事もチェック!

koo-chan.hatenablog.jp

入居前準備ートイレ

7.床の隙間埋め

便器と床の間にどうしてもできてしまうこの隙間.

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子供のトイレトレーニング中や意図しない水分の漏れが起きた時に,

便器の側面に沿って流れた水は,この隙間に入り込んでいきます.

拭いても拭いても,この中だけはどうしようもないですよね💦

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そこで再び登場!コンロのフレームカバー💡

これをもう1セット買っておくことで,大体トイレ2ヶ所分の施工が可能です.

コンロに装着したのと同じ要領で貼り付けて完成,文句なしの仕上がりです👍

 

実はわが家,これを設置した1週間後に諸事情によりトイレに水濡れが発生😅

床に水が撒き散らされてしまいましたが,入居前に隙間埋めを行ったことで,

内部まで水が入り込むことを防げました

新築住宅は引き渡し直後にどんなトラブルが有るか分かりません.

こういった点からも,早めにお手入れ対応を施すことは重要だと言えますね💡

koo-chan.hatenablog.jp

 

入居前準備ーその他

8.扉のキズ防止シール

新居が引き渡されたら,家中の扉を開けてみましょう.

すると意外とたくさん見つかるのが,扉を開けた時に壁などに干渉する箇所です.

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例えば玄関のシューズボックス.

既製品なのでこれくらい考慮しといてよ~と思わなくもないですが,

大きな扉を開くと角にぶつかって傷が付きそう...💦

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さらに見落としがちなのが,2つの扉を同時に開けた場合に干渉する場所.

こちらカップボードですが,引き出しを開けたまま扉を開くと,見事ぶつかります.

ちょうど角が当たるので,1発で傷つき確定です💦

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そこでまたも登場ダイソーグッズ.

このクッションゴムを,干渉する時に最初にぶつかる場所に貼り付けると,

直接扉がぶつかるのを防げるので,傷つきの心配がなくなります💡

扉を開け閉めしながら,最初にぶつかりそうな場所をよく見極めて貼りましょう.

ゴム自体透明なので目立ちづらいですが,さらに目に付きづらい位置に貼るのがベターです👍

9.ブラックキャップ(G対策)と設置場所マップ

できれば自宅では見たくないゴ○○リ...

住人の引っ越しとともに奴らが住み着かないように,早いうちから殲滅すべく対策を講じましょう.

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わが家はブラックキャップを家中にばら撒きました.

ただこういった置型の害虫駆除用品は,置いたが最後どこに置いたかわからなくなる...

そこで新居では新たにブラックキャップマップを作成💡

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例えば1階では星マークの位置に設置済みです.

これで毒エサ交換の時期に間違いなく新品へ取り替えることが出来ます💦

10.外から侵入する害虫対策

外構をハウスメーカーではなく別の外構業者にお願いしている,もしくはDIYでやるという方は,引き渡し時点では家の周りが土のままかと思います.

わが家も外構は外注でお願いしているのですが,やはり今はお隣の畑から続いた地面がむき出しの状態です.

よーく見てみると様々な虫がいっぱい...😅

この虫たちですが,例えば引っ越しのためにドアを開けっ放しにしていると

堂々と正面から家の中に入ってきてしまいます,嫌ですね💦

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それを防ぐために,ホームセンターで入手してきたのがこちら.

玄関ポーチや基礎と地面の間に薬剤で境界線を引くことで,害虫の侵入が防げます.

撒いた瞬間から眠っていた虫たちが右往左往していたため,一定の効果が期待できそうです😨

11.新居の写真撮影

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こちらはお手入れを簡単にする,という観点からは少しずれてしまいますが,重要な項目です💡

引き渡し時点が,待ちに待ったマイホームが最も思い描いていた姿に近い瞬間です.

 「引っ越しをして~インテリアを飾って~おしゃれにまとめるんだ~」

と思っていても,引越荷物はそう簡単には片付きません.

また,家具が入るとどうしても生活感が出てしまいます😅 

ぜひ引っ越すその前に,じっくり考えた念願のマイホームが

最もきれいな完成したての姿を,写真に収めてあげてください🎉

 

わが家のWEB内覧会記事は👇👇でチェック!

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入居前準備ー他の皆さんの意見をご紹介

今回もわが家の引き渡し前に,#家系ブログを盛り上げる会の皆さんに下記の質問をした所,今後のお手入れに向けたアドバイスを頂けたのでご紹介します💡

🔸クロセさん

リプいただいて即メモしました📝

コーティングや隙間埋めは満足度に加え,実際に体感する効果も大きいのでおすすめです.

🔸chelseaさん

新築を引き渡された直後だからこそ,家を良好な状態に保つため湿度管理は重要.

ですが,教えていただくまですっかり抜け落ちていました...本当に助かりました😅

とは言えわが家はまだリビングにエアコンがない...

とりあえずサーキュレーターを回して空気を動かすことを意識しています💡

 

その他にもご回答いただいた内容があります🎉

記事内容に即して,それらは次回の「引渡~入居前にやりたいこと・掃除と準備編」でご紹介させていただきます👀

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おわりに

今回の記事はいかがだったでしょうか?

 

マイホームの引き渡しが終わったらすぐにでも引っ越したくなってしまいます.

が,ぐっとこらえて,今後のお手入れで楽をするためのひと手間をかけませんか?🎉

 

掃除が楽になるのに,きれいが長持ちする...こんなに良いことは有りませんよね?😆

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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【火災保険】保険料を安くするポイントと実際の加入内容を公開!

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アルネットホームでマイホームを建てました,くーちゃんです.

 

新居での生活を始める際に,必ず加入する火災保険.

 🔸自分にとって必要十分な補償にしたい

 🔸だけど保険料はできる限り抑えたい

掛け捨て型の保険に加入するからには,誰もが考えることです.

 

今回の記事では,火災保険で必要な補償を満足しながら保険料を抑えるために,

検討前に知っておきたいコツと,わが家の保険内容例をご紹介します💡

 

火災保険の概要

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マイホームでの生活を始めるに当たり,ほぼ間違いなく加入が義務付けられる火災保険ですが,皆さんはなぜ火災保険に加入する必要があるか,ご存知ですか?

 

火災保険の補償範囲である火災,水災,地震地震保険)による被害は,

実は自分自身の保険以外,誰も補償してくれません

前回の記事において,火災保険の重要性と主な補償範囲についてまとめていますので,

まだの方はこちらもご覧ください👇👇

koo-chan.hatenablog.jp

 

火災保険|保険料を左右するポイント

火災保険の保険料をなるべく抑えるため,チェックしておくべき項目は大きく2つ

 <補償内容>と<加入手続き>

です.

それぞれの項目について確認してきましょう.

補償内容

補償内容の中で特に大きく保険料を左右するのが,

  1. 地震保険の加入有無
  2. 補償対象の選択と保険金額の設定
  3. 水災の加入有無

の3点です.

1.地震保険の加入有無

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地震保険は火災保険に付随して任意で加入する保険です.

保険会社は加入前提で話をすすめることが多いですが,一考の余地があります.

それは地震保険には保険金にまつわる特殊性があるためです.

地震保険は,地震・噴火またはこれらによる津波を原因とする火災・損壊・埋没・流失による損害を補償する保険で,加入は任意です.

地震保険検討時には以下の項目に注意したいところ.

 🔸地震保険は火災保険に付随する保険のため,地震のみ加入は不可

 🔸補償金額は建物・家財とも火災保険の1/2までが上限

 🔸地震保険は国が運営する保険で,都道府県ごとに保険料が異なる

 🔸支払われる保険金は損害の程度により100% / 60% / 30% / 5%で全額とは限らない

【火災保険】加入前に知っておきたい重要性と補償範囲をまとめました - 憧れのマイホームで送る趣味ライフ

まず補償金額は,火災保険で設定した補償金額の半分が上限となります.

そして災害時に支払われる保険金は,いつでも補償金額の全額というわけではなく,

損害の程度(全損 / 大半損 / 小半損 / 一部損)により100% / 60% / 30% / 5%と

4つに区分されて支払われます.

 

例えば,火災保険で建物に2,000万円を設定している場合,地震保険の補償金額上限は半分の1,000万円までです.

仮に全損と判定されたとしても,支払われる保険金額は1,000万円であり,

同等の建物を再び建てるには不十分と言えます.

損害の程度が大半損以下だと,支払われる保険金も減少しますので,

いざわが家を修復しようと思っても,自腹がゼロになる保証はないのが実情です.

 

それでいて地震保険の保険料は,火災保険に対して圧倒的に割高となっています.

それだけ地震による被害のリスクが高まっているということですね.

昨今の技術進歩によって,住宅の性能が向上しているのも事実なので,

保険料をできる限り抑えるのであれば,加入前に地震保険の必要性については検討の余地があります

2.補償対象の選択と保険金額の設定

火災保険の補償対象は,大きく「建物」と「家財」の2つです.

建物には当然保険をかけるとして,選択の余地があるのが家財です.

 

一概には言えませんが,家財にかかる保険料は相場程度の補償金額を設定すると,

建物の保険料の半分程度にまでも及びます.

つまり,家財をつけるか否かで保険料が1.5倍にもなります.

 「火災保険は加入義務があるから加入する,使うことはないはずだ!」

という立場から,保険料をミニマムに抑える場合は,家財の削減は効果てきめんです.

 

ただし,基本的には家財は付けておくことをオススメします.

有事の際に建物だけ元通りに再建できたとして,家財が揃わなくては元の生活を取り戻すのは難しいと思いませんか?

冷蔵庫,洗濯機,テレビ,諸々の家具...と大型の家財だけでもお金はかかりますし,

身の回りの日用品まで揃えるには結構な出費が想定されます.

災害後,スムーズにそれらを入手するために,備えておくのが安心です.

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とすると気になるのが,2つ目の項目である保険金額の設定です.

 

まず建物の保険金額について,おさえておくべき内容が「新価」と「時価」です.

 

「新価」とは,同等の建物をもう一度建てるのに必要と考えられる金額で,ハウスメーカーと結んだ建築工事請負契約に記載の建物金額そのものとなります.

新築戸建ての場合は,火災保険の建物にかける保険金額はこの「新価」とすべきです.

新築の保険金額を「新価」より下げるということは,有事の際に自腹ゼロで建て直せないということになります.

「新価」で保険金額を設定できるのは新築時のタイミングだけになりますので,

この点からも新築戸建てはまず「新価」で設定が鉄則です.

 

一方「時価」とは,火災保険に再度入り直す際に適用される考え方です.

建物の経年劣化を考慮して,その状態に応じて「新価」よりも低い金額となります.

何年も住んでから被害にあっても,新築同等の建物を保険金で再建するのは不可能ということですね.

 

次に家財の保険金額についてです.

家財については金額設定の仕方に制約はありません

保険会社のパンフレットを見ると,以下の例のように家族構成や家の床面積に応じて家財の新価目安が掲載されています.

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損保ジャパン日本興亜 家財の新価目安

この目安を元に,家財の保険金額を設定するのが基本となります.

もちろん保険金額を大きくするほど,日々の保険料も高くなっていきますので,

補償内容について保険料を削減するなら,家財の設定金額を吟味するのが得策です.

3.水災の加入有無

自然災害の補償範囲として検討の余地があるのが水災です.

例えば私の加入した保険の場合,水災をつけるか否かで建物の保険料がざっくり1.6倍程度変化するほど,水災の有無による保険料への影響は大きいと言えます.

 

補償条件に「床上浸水以上」と記載のある保険会社が多いため,

ハザードマップや近隣の方の経験から,床上浸水が想定されるかどうかが判断基準の一つになるかもしれません.

ただし水災には土砂崩れによる被害も含まれるため,浸水被害が想定されなくても,

崖の近くに位置している場合などは災害リスクを十分検討することが必要です.

加入手続き

保険料を抑えるためにチェックすべき項目の2つ目です.

知っておきたいポイントは2つ.

  1. 保険期間
  2. 支払い方法

それぞれ簡単に確認します.

1.保険期間

火災保険の保険期間は最短1年~最長10年で加入時に選ぶことが出来ます.

大抵の場合10年で加入する方が,トータルの保険料が安くなる傾向にあるため,

特別理由がなければ10年で加入することをおすすめします.

 

また地震保険の保険期間は最短1年~最長5年で選ぶことが出来ます.

地震保険については,近年の地震災害リスクの高まりから,

保険料の見直しの度に保険料が増額されており,今後も同じ傾向の見通しです.

保険料は加入時の金額で選択期間中維持されるため,増額のリスクを避けるためには,

最も長い5年で加入しておくのが無難と言えるでしょう.

2.支払い方法

保険料の支払い方法は「月払い」「年払い」「一括払い」と選択できます.

ご想像の通り,トータルの支払金額は

 「月払い」>「年払い」>「一括払い」

の順で変化するため,初期費用で頑張れるなら「一括」で支払うことがおすすめです.

 

くーちゃん家の火災保険

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最後にこれまでの内容を考慮して,わが家が加入した火災保険の内容をご紹介します.

保険会社

AIG損保(旧 富士火災海上保険)のホームプロテクト総合保険に加入しました.

理由は,ハウスメーカー(HM)と提携した保険会社で割引が大きかったのが一番です.

勤め先で提携している保険会社では団体割引が効かなかったり,

銀行が斡旋する所も金額面では劣ったことから,HM提携の保険会社としました.

(よっぽど小さな保険会社でもない限り,保険にブランドは関係ないですよね)

加入内容

補償対象|「建物」+「家財」

 建物については新価(上限)で設定しました.

 家財については上の項目でも書いた通り,外すという選択肢はありませんでした.

 ただ家財の保険金額は相場よりも低い500万円で設定しました.

 (保険会社の初期設定は1,000万円でした)

 これは地震保険の家財で最低限確保したい金額を250万円とし,

 その逆算から500万円が火災保険の保険金額となりました💡

 いたずらに火災保険の家財を下げると地震保険も下がるため注意が必要です.

 

補償範囲

火災・自然災害:火災・落雷・破裂,爆発・風災,雹災,雪災

日常災害:物体の落下,飛来,衝突・水濡れ・盗難・集団行動・不測かつ突発事故

 自然災害の内,水災を除いた内容になります.

 ハザードマップ上では水害リスクは最も低い区分だったため,

 床上浸水は基本的には発生しないものと判断しました.

 

地震保険|加入

 当時は住んでいませんでしたが,今の居住地は東日本大震災でも被害の出た地方.

 家の耐震性能云々によらず,加入が基本かと考えました.

 家が地震に強くとも,揺れで倒れて壊れた家財はやはり補償してもらいたかった💦

 

加入条件・保険料|火災保険:10年 地震保険:5年

 火災・地震保険ともに最長の保険期間で契約しました.

 初期投資は決して余裕はないものの,総額を優先しここは一括で支払いました.

 

 上記の内容で,保険料は約30万円

 決して安くは有りませんが,吟味検討した結果なので問題なし!

 営業さんが出してくれていた資金計画ともほぼ同額でした.

 初期の資金計画から火災保険の保険料を見越しておくのは重要です💡

 

おわりに

今回の記事では,火災保険の保険料を抑えるためのポイントと,

それを受けて実際に契約したわが家の保険内容をご紹介しました✅

 

火災保険は掛け捨て型の保険なので,

自分が重要だと思う項目に必要十分な保険をかけることが大切です.

保険料を絞ることを優先しすぎて,いざという時に加入していた意味が薄くならないよう保険料vs補償内容のバランスを,この機会にしっかり考えましょう!💡

 

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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【火災保険】加入前に知っておきたい重要性と補償範囲をまとめました

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アルネットホームで新築マイホーム建築中のくーちゃんです.

 

家の引き渡し前に必ず加入する火災保険.

賃貸住まいから入っていて当たり前の保険ですが,

 🔸火災保険がなぜ必要か?

 🔸火災保険は何を補償してくれるか?

知っていますか?

 

今回の記事では,いざ真剣に検討するまで意外と知らないことの多い

火災保険の重要性と,火災保険が補償する対象・範囲について解説します💡

 

火災保険の重要性

火災保険とは住宅に掛ける保険です.

その名の通り,火災が発生した際に生じた損害に対して保険金が支払われる保険です.

 

が,重要なのはむしろそれ以外のシーン

実は火災保険は,火災以外にも

 🔸台風や大雨による風・水害

 🔸地震による被害(任意加入の地震保険

 🔸事故・盗難の被害

といった,天災その他住宅に関する損害網羅的に補償する保険なのです.

 

そしてもう一つ,これら火災保険の補償範囲について重要なポイントが

<基本的に上記の被害については自分の保険以外に誰も補償してくれない>

という点です.

 

隣家から燃え移った貰い火は”自分で補償する”

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まず火災においても,知られていないことの多い貰い火の補償.

自動車事故をイメージすると,互いの過失割合を鑑みて保険金がおります.

停車中の自車に後続が追突してきた場合,相手の保険会社からお金が貰えますよね?

 

でも火事の場合,自分が悪くなくても,相手からは何も補償されません.

”失火責任法”という特別法が有り,火災の場合は故意や重大な過失が無ければ,損害賠償責任を負わないものとする,ということが定まっているんですね.

 ※ご参考▶ 失火責任法とは|ソニー損保の新ネット火災保険

 

ではどうするか,自分で補償するしかないんです.

「うちはオール電化だから~」「普段から十分気をつけているし~」

原因が他にあっても我が身を守るためには,適切に火災保険に入るのが大切です.

 

天災による被害は”自分で補償する”

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〇〇年に一度の大きな災害がほぼ毎年のように発生する近年.

 ●台風で他の家から瓦が飛んできて窓ガラスが割れる

 ●大雨で川が氾濫し床上まで浸水する

 ●地震で建物が大きく損壊する

こういった天災による被害は,全て自分の火災保険で補償するしか有りません.

例え他人の家の瓦が飛んできても,前の項目と同様にその人に損害賠償責任は問われないのです.

 

これら例に挙げた被害は,火災保険の補償内容である風災・水災に加入していることで保険金を受け取ることが可能となります.

また地震についても火災保険に加えて任意で加入する地震保険の補償範囲です.

詳しくは後の項目で説明します.

 

盗難・事故による被害は”自分で補償する”

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自宅が盗難の被害に遭った場合,盗まれてしまった家財や侵入時に割られた窓ガラスは火災保険によって補償されます.

上の2つの項目と異なり,犯人が捕まれば当然,損害賠償請求を行うことが出来ます.

が,すぐに捕まる保証も,捕まったところで確実に賠償される保証も有りません.

目下,割られてしまったガラスを修理するには,火災保険がなければ自腹で払わざるを得ません

 

また車が自宅に突っ込んできたり,空き地で野球をしていたのび太くんのボールが窓を突き破ったり,水回りの不具合で床や壁が水浸しになったり...といった事故についても火災保険の補償範囲となります.

車や飛来物は,その当事者に損害賠償責任を問うことが可能ですが,

相手がもし物損を伴う保険に未加入で支払い能力がない場合,自分の火災保険が無いとやはり自腹で払わざるを得ません

 

これらはいずれも火災保険のうち,日常災害の補償に加入することで補償されます.

いざという時に泣き寝入りとならないよう,自ら備えるのが火災保険です.

 

火災保険の補償対象

火災保険の補償対象は,「建物」or「建物+家財」で選択することが出来ます.

「建物」はその名の通り家の構造物そのものに加え,浴槽やガス台といった設備や,

塀や門といった屋外の構造物も含まれます.

「家財」は基本的に家の中にある家具・家電ほぼ全てを含みます.

椅子やテーブル,テレビ,カーテン,照明等詳細は保険会社のページで確認できます.

 

保険料としては「建物+家財」にした方が補償範囲が広いため当然高額となります.

火災や災害なんてそうそう起こらないのだから,最低限なら「建物だけ」かな...

保険料は大幅に削減できるためそれも一つの考え方ではありますが,

やはり「建物+家財」が間違いない選択かとは思います.

 

火災時に建物だけ燃えて家具は全て無事だとか,床上浸水だけど家電は無事だとか,

状況としてはなかなか考えづらいですよね.

洗濯機や冷蔵庫といった大型家電だけならまだしも,

家具や洋服といった日用品まで新調すると,意外と大きな出費になるようです.

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損保ジャパン日本興亜 家財の新価目安

有事の際に困らないために加入する火災保険.

ここは「建物+家財」がベターな選択ではないでしょうか?

 

火災保険の補償範囲

火災保険の補償範囲は,大きく「火災・自然災害」「日常災害」の補償に分けられます.

補償範囲を広げるほど安心は増しますが,当然保険料が高くなります.

逆に,自分に必要な補償のみを選ぶことで保険料を抑えることも可能です.

ここでは,各補償内容についてその概要と,選ぶポイントをご紹介します.

火災・自然災害の補償

火災

失火や貰い火による火災の被害を補償する項目です.

火災保険自体が住宅ローンの保証会社から義務付けられている場合,間違いなく加入となる火災保険の基本項目です.

ちなみに地震によって発生した火災は,後述する地震保険の補償対象となります.

落雷

そのまま落雷による被害を補償する項目です.

落雷に起因して火災が起きたり,家電がお亡くなりになったり...

人智の及ばない被害ですので,付けておくのが無難です.

破裂・爆発

ガス漏れなどに起因する破裂・爆発による被害を補償する項目です.

ガス機器がいつの間にか故障し,突然ドンッということも有りますので,

こちらも念の為付けておくのが無難でしょう.

風災・雹災・雪災

台風・竜巻・暴風等の風災・雹災,また豪雪や雪崩といった雪災による被害を補償する項目です.

 

火災保険の重要性の項目で紹介したように,隣の家から物が飛んできて窓ガラスが割れたら際に補償を受けるには風災への加入が必要です.

また,そのガラス割れによって雨が屋内に吹き込み,家電が濡れて壊れてしまった場合,これも補償対象となります.

最近は突然の雹により屋根やガラスが被害を受けることも多いため,風災・雹災への加入はしておいたほうが良いでしょう.

 

一方,雪については住んでいる地域により必要でないことも想像されますが,

風災・雹災・雪災はまとめて一項目になっていること多いため,雪だけ外すというのは難しいかもしれません.

水災

台風,暴風雨,豪雨等による洪水・融雪洪水・高潮・土砂崩れ・落石により,床上浸水などの水害を受けた際に補償する項目です.

水災は家の立地によって影響の有無が大きく変わる項目のため,

「火災・自然災害の補償」の中で唯一,選択の余地がある項目と言えます.

 

河川の近くや低い土地等,ハザードマップで水害リスクが高いと想定される土地では,間違いなく必須の項目と言えますが,

高台など水害のリスクが低い土地に建てる場合は,水災の項目を外すことで保険料を大きく削減できます.

 

判断基準の目安は「床上浸水」が想定されるかどうか

補償条件が”床上浸水以上”となっている保険会社が多いため,ここを判断基準に加入可否を検討しましょう.

日常災害の補償

建物外部からの物体の落下・飛来・衝突

外部から自動車や物体が飛び込んできた時の被害を補償する項目です.

火災保険の重要性の項目でも紹介したように,自動車やボールが飛んできて塀やガラスが破損した場合,こちらに加入していることで保険金が受け取れます.

交通量の多い道路に面している場合や公園の隣の場合は付けておくと安心です.

漏水などによる水濡れ

給排水設備の故障などに起因する水濡れによる被害を補償する項目です.

床・壁・家電など水濡れによる被害は家の広範囲に及ぶことが多い一方で,

住人の知らない内に被害が発生しやすいため,付けておくのが安心です.

集団行動等による暴力行為

あまりピンとこない項目ですが,家の前の道路でデモ行進が行われたり,武力行使されたりした際に,建物が破壊された場合補償される項目です.

必要性は感じない人が多いと思いますが,この項目のみ外すことが難しいプランが多いため,付随して入ることになるかと思います.

盗難

盗難による盗取や損壊,汚損といった被害を補償する項目です.

空き巣に入られて盗られた物自体や,それに伴って壊されたガラスや家具,汚された床などが広く補償の対象となります.

火災保険の重要性でも挙げたように,泣き寝入りしないためには万一に備えて入っておくのが良いでしょう.

不測かつ突発的な事故

誤って自宅の壁や家財を壊すなど偶然の事故による損害を補償する項目です.

この項目を迷われる方は非常に多い印象です.

起こりうる事象としては,子供がテレビを倒して壊してしまうとか,

引っ越しを自身で行う際に大型家具を壁にぶつけて早速穴をあけるとか.

最近,意外と知られていない火災保険の補償範囲として,テレビで取り上げられるなど,あると使えるシーンが多い補償内容かと思います.

注意点として

 ●自己負担額が保険会社によって異なる(大体3,000円~10,000円の範囲)

 ●加入者が保険内容を忘れていて,申請件数が実は低いらしい(保険会社談)

といった所があるので,加入時は要チェックです.

地震保険

火災保険と併せて検討すべき項目が地震保険です

地震保険は,地震・噴火またはこれらによる津波を原因とする火災・損壊・埋没・流失による損害を補償する保険で,加入は任意です.

 

地震保険検討時には以下の項目に注意したいところ.

 🔸地震保険は火災保険に付随する保険のため,地震のみ加入は不可

 🔸補償金額は建物・家財とも火災保険の1/2までが上限

 🔸地震保険は国が運営する保険で,都道府県ごとに保険料が異なる

 🔸支払われる保険金は損害の程度により100% / 60% / 30% / 5%で全額とは限らない

 

全損と判定されても,そもそも火災保険の1/2しか保険がかけられていないため,持ち出しゼロで家を建て直すことは不可能,それが地震保険の内容です.

補償金額の設定が火災保険より圧倒的に割高なのは,それだけ地震による被害のリスクが近年大きく高まっているからに他なりません.

一方,建物の性能が日に日に上がっていることも事実ですので,

いざという時に不十分な補償しか受けられない地震保険には,

あえて加入しないという方も最近は多いようです.

 

とは言え,家が仮に壊れなくても,家財が倒れて壊れることも想定されますし,

地震に伴う一切の損害は火災保険の補償外になりますので,

必要性を吟味して加入検討することをおすすめします.

 

「火災・自然災害の補償」は水害を除いて,基本的に加入がベター.

「日常災害の補償」はリスクと保険料を天秤にかけて検討する.

地震保険」は割高な保険の一方,唯一無二の補償内容のため,吟味が必要.

 

おわりに

今回の記事では,真面目に検討するまで意外と知らない,

火災保険の補償対象と範囲について,その重要性とともに取り上げました💡

 

細かい内容は検討する保険会社のパンフレットを読み込むことが必要ですが,

概要と各補償の必要性を確認するのに役立ててもらえると幸いです😉

 

次回の記事では,この火災保険の補償内容を確認した上で,

わが家が契約した保険内容と,保険料を抑えるポイントについてまとめます📝

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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